香落>三間飛車75銀対向飛車

香落>三間飛車75銀対向飛車

香落で下手は75歩から78飛で三間飛車に構え、上手は向飛車に構え、相振飛車の定跡形になった。
下手は美濃囲いから角道を止めず上手の飛先歩交換をさせない、さらに86歩・85歩から86銀・75銀と進出した。
下手の構えは定跡形だが、その後には55銀と進出する菅井流や、65銀と進出する里見流も登場している。
上手は有効手が少なくて手待ちの意味が強くなり、下手が攻勢になりやや優位になったが依然難しい。
下手95歩の仕掛けから85桂は強引だが相振飛車では常套手段だ。
上手65銀から銀交換になり、75角に46飛に55歩が疑問で74歩が利いては厳しい。
上手は56歩から45銀と綾を求めるが好転しない、下手は91角成から73歩・42角で攻めが続き優勢だ。
上手は57歩成から89飛と攻め合いを目指した。

三間飛車75銀対向飛車


下手は64歩から63歩成が好手で、同銀に65桂が厳しい、受けがない上手は26歩から28歩と絡んだ。
下手は勝ち目前だったが、29歩成に同銀が悪手で一気に逆転した。
下手は29同玉で優勢を維持できた、本譜は34飛が馬当りでしかも、手薄な下手頭を狙い逆転した。
結果的に、下手は65桂を打てず、91馬が働かず逆転負けとなった。