香落>相振飛車・矢倉

香落>相振飛車・矢倉

香落で上手の44歩に下手は75歩として、相振飛車を選択した。
下手は直接に1筋を狙わないが、相振飛車で囲いの端攻めがない形はかなり楽だ。
上手は1筋攻めが無いと同時に、飛交換に隙が有り、33桂と跳ねにくい意味もある。
下手が早く7筋の歩を交換して76飛と構えたが、上手は矢倉組を目指した。
下手の玉の移動は香落特有であり、平手では28銀・38玉・48金の金無双か、38銀・39玉の美濃が多い。
端攻めが無い形では、早い28玉も、穴熊模様も選択肢だった。
ただし、下手の66歩・67銀・77桂の石田流は、矢倉の圧力が強く疑問だった。
下手は囲いを明らかにしないが、25飛から84銀とされていきなりピンチになった。

相振飛車・矢倉


下手は36金から65歩・64歩とするが次の75飛が悪く、いきなり苦しくなった。
上手は45歩から77角成として、78飛と打った。
下手の攻めは2枚で、56銀と36金が参加して漸く4枚だが、今は戦力不足だ。
59馬として75角を狙われると困る下手は、63金から清算するが応じられて、足りない。
上手は平凡に59馬から47金と数で攻めた。
下手は受けがなくなった、下手は矢倉に対する警戒が無かった。