香落>端飛車穴熊対袖飛車

香落>端飛車穴熊対袖飛車

香落で上手は端攻め急戦を避けて、下手の16歩より先に12飛と端飛車に構えた。
さらには一直線に穴熊に囲った、上手は42銀以外は穴熊の囲いに専念した。
下手は端歩と46歩と36歩から、47銀から38飛で急戦含みで動いた。
下手の動きは、丁度上手の穴熊の完成になり、効果が薄かった。
上手の囲いは一旦飽和になる、下手は指したい手が多い、ここでの決戦自体が下手に不利だった。
下手は仕掛けた時点でハンデを失い、さらに28飛と戻した手が疑問だった。
その後での捌き合いでは、悪手もあったが、上手有利は変わらない。
下手は14香と走る機会を逃し、43銀から34銀成が遅かった。

端飛車穴熊対袖飛車


上手は、57同銀に45桂が悪く、57同飛成が簡明な勝ちだった。
互いに駒を取り合う展開になり、1手違いになったが、71銀と受けに戻った局面は判り易い後手1手勝ちだった。
下手は詰めろがかからず、受けに回ったが、上手が寄せ切った。
結果的に、上手の穴熊が最大生きる展開となった、下手の仕掛けが最悪のタイミングだった。