香落＞三間飛車・石田流急戦
香落では見かけない戦型だ。
上手が早石田に組むことはある。
乱戦になり端が絡まなくなれば良いという考えだ。
ただし下手が、じっくり受けに廻ると攻め続けなければならず、厳しい事は同じだ。
上手の３五歩型三間飛車は多い戦型だし、４三銀も普通だ。
そこから角引きから、石田流・３四飛型を目指すと下手が黙っていない。
下手は、３四飛の前に端を仕掛ける。
上手は対応すると、角引きが無駄で悪手になりやすい。
上手が勢いで、３六歩と攻めあうと後に引けない闘いになる。
香落＞三間飛車・石田流急戦
この戦型が少ないのは、上手が無理をしているからだ。
まず玉形が悪い、振り飛車の囲いになっていない。
上手は攻め駒が少ないので、押さえ込まれやすい。
飛角のみの攻めになり、無理が多い。
本局は角損だが、下手の１五銀と成香が働き難い判断だが、攻めが薄い。
下手は、徹底的に受けるか、攻め合い勝ちを目指すべきだ。
本局は双方を狙い中途半端になった、攻めは1度清算後にはじかれた、そこで断念きみに９筋を狙った。
受けに馬を引いたが、あっさり消された、王手の見逃しか？。
かくて乱戦になり、下手が上手の力を受ける事になった。