香落>石田流+急戦
香落で上手は35歩から三間飛車に構えた、下手は15歩を伸ばしてから78玉と囲った。
上手は62玉と1つ玉を移動して、43銀と上がった、香落特有の43銀形が普通の狙いの筈だった。
上手は突如51角と動いた、36歩の仕掛けと34飛の石田流の狙いだ。
上手は34飛で14歩の仕掛けを緩和する狙いと、36歩からの乱戦が狙いだが、62玉が危険過ぎる。
下手は78玉が安定しているし急戦では49金もプラスになる可能性があり、15歩と仕掛けた。
上手は13歩ではと金攻めの当たりがきついと考えて、36歩は予定だが11香成に31金では苦しい。
下手は18飛から15歩・14歩と攻めたが、単に14歩の方が上手は悩んだ。
本譜は上手は、35飛から16歩・17歩成と動けて、下手は急がされた。
香落>石田流+急戦
上手はと金攻めと抑え込みは一旦逃れたが、どこまで進んでも62玉の不安定は残っている。
下手は36飛の飛交換から決戦に踏み切ったが、当初の11成香と14歩とのと金攻めの構想とは異なった。
以下双方が攻めあうが、その中での上手62玉が微妙なタイミングだった。
上手は57とで駒得が確定して望みが出た、下手は攻駒不足気味になった。
上手は受けに廻り、下手の息切れを待った。
下手84馬は83歩なら同馬・同玉・61竜の狙いだが、51金引きで攻めが途切れて投了となった。