香落>四間飛車対18飛

香落>四間飛車対18飛

香落で上手の32銀型四間飛車に」対して、下手は26歩止めから18飛とした。
下手の端歩の飛での交換が決まると、両者は陣形整備にはいった。
上手は途中で12飛と守る形もあったが、手損でいつか飛交換も得にはならない。
下手は14歩以下交換して、16飛から26飛と2筋に戻した。
その局面は、下手の手損と歩の交換のどちらが有利かの判断次第だった。
陣形の組合いを目指した上手64歩に対して、下手はすぐに13香成を決行した。
下手は自陣に指したい手が多い局面だ、後の展開からは46歩・34銀・45歩・同角が入るならば有効だった。

四間飛車対18飛


46歩に34銀以外でも45歩と突く、同歩・33角成・同桂・13香成は上手は悪い。
本譜でも13同桂・14歩・12飛に、46歩・34銀が入ったが、24歩に同角が意表だった。
24角は16飛に15歩を受ける狙いで、15歩・26飛・14飛・22角成は順当だ。
上手16歩から端の突破が実現した、下手は45馬・23香と使わせて何かあれば駒損が目立たないのだが・・。
上手は強気に46飛から54銀と63金を指すが、44歩から飛を殺す手はやはり気になる。
42飛から46桂で駒得が増えると、玉の固さもあり、香落では下手は難しい。