香落>四間飛車+腰掛銀
香落ちでは上手が35歩を突くことが多いが、石田流三間飛車は少ない。
下手の29桂を抑える意味と軽く捌く狙いが強い、それと34銀型は同じ意味だ。
上手は下手の端攻めに45歩の捌きを狙うが、単に45歩に同歩からの角交換は成立しない事が多い。
45歩仕掛けに42飛型になるが、事前に廻る形が四間飛車だ、それでも45歩は取りにくい。
平手定跡で、下手の56銀と37桂と26飛の攻撃形と、68金寄の形が研究された。
振飛車は45歩に対して、1:43金と2:44歩取り込みを待つ、の二つがあり、居飛車はその後は左美濃が有力とされる。
香落ちでは端攻めがある形なので1:43金は選びにくいので、64・74・84と歩を突く、そして43飛と浮く。
43飛の狙いは、45歩・33角成・同飛と、73か83飛の展開だ。
香落>四間飛車+腰掛銀
本譜の44歩・同飛・45歩・33角成・同飛は1定跡だが、そこで24飛・23歩・26飛を下手は避けた。
77角・25歩・16飛・73飛で、14歩が間に合わないと難局だ。
11角成・33角に同角は手か千日手模様だ、実際は上手が変えるからそれも有ったが既に難しい。
99角成・34馬・95歩・88銀・98馬で、79金と96歩の交換は微妙で、単に99歩のある。
下手は7−9筋を落ち着ける事が出来ずに9筋を突破されては勝てない。
下手は平手の様に左美濃に囲うか、14歩を狙う事になるだろう。
実は上手は指し手が飽和状態であり、43飛の後は63金で飛の展開を無くすか、83銀で61金を浮かすか、手待ちか難しい、一方の下手は66角の手は有効だ。