香落>18飛・14歩交換
香落ちで下手が3手目に16歩と突き、上手42銀に対して、18飛から14歩の交換をする。
下手は16飛として、左辺に飛を移動するひねり飛車・相振飛車の狙いもある。
もう一つは、飛香落の17桂跳び定跡の応用での13地点狙いだ。
そして2筋に飛車を戻しての、19香の13地点直撃狙いだ。
いずれも上手は21桂が移動出来ない、下手は13香成から同桂・14歩の狙いがあるし、12歩の狙いもある。
上手は端の負担は大きいが、囲いの手は通常よりも進んでいるので、1−3筋から駒を遠ざける狙いで陣形を組む。
上手は通常の香落よりも3筋攻撃が行い難く、中飛車が通常的な選択だった。
下手は中飛車に対して56歩と突くかどうかが悩ましい。
18飛・14歩交換
下手は上手の55歩・54銀型に、35歩から56歩と仕掛けたが危険だった。
上手の51角から84角の展開で、1筋からも攻めが間に合いにくくなり序盤の優位が薄くなった。
上手は飛角のみの攻めで薄いが37馬から57歩と絡む、下手は13竜と21馬の活用が課題だった。
本譜は下手は95歩と攻めあうが勝ちにくい、13竜の活用が急務であり攻め合いが難しいならば17竜と受けに使いたい。
21馬も43馬と活用したい、57歩に68金と受け58金ならば77金とかわす手数稼ぎもあった。
下手の9筋攻めは、85桂と攻防で受けて73玉とした、上手の59馬が間に合うと勝ちだ、96桂では77桂打だったか?。