香落>四間飛車穴熊+57銀左

香落>四間飛車穴熊+57銀左

香落ちの上手が42飛と四間飛車に構えるが、31銀を動かさない。
下手の動きを見るが、狙いは一直線の穴熊であり、82銀まで囲ってから32銀と戻す。
上手は端攻めを含む急戦に対して穴熊の囲い途中の開戦を避けたい。
1−2筋から離れるならば31銀のほうが遠い、下手は3−5筋を攻めたくなる。
下手が57銀左から36歩とした頃は、32銀に戻せる。
実はそこでも、16歩からの端攻めは実は上手は負担だ。
しかし、下手は平手感覚だと16歩は遅く見える、それは7筋もケアも同様のようだった。
上手は74歩から72飛だけを目指してカウンターを狙う。

四間飛車穴熊+57銀左


下手は3−5筋でゆっくり攻める展開になるが、そこでは6−7筋のケアは有効だった。
そして、そこが最後の端攻めの機会だった。
上手は75歩・同歩に、76歩のチャンスだった、それは下手の66角からの対応を咎めた。
ただし、本譜は下手が97角とした為に後に、85桂から7−9筋を攻められた。
下手は玉頭に負担をもったままで4筋と2筋を攻めたが、上手が44銀から33桂と逆用しては優位が決まった。
下手は飛を成ったが香落ちが上手に得になっている、7−9筋も上手が抑えては逆転しない。
33角の頭は79銀ではなく38飛で攻めるか、31銀でも16歩からの攻めが有効だろう