香落>相振飛車+66銀

香落>相振飛車+66銀

香落ちの下手が相振飛車を選択する。
この戦型では端攻めの比重は大きいし、それは玉の囲いにも影響を及ぼす。
香落では端の勢力は平手と異なる、そこから攻める狙いと、端が弱い囲いの選択がある。
端の弱い囲いの例は、美濃囲いや穴熊や蟹囲いなどだ。
下手は平手模様で組むが、66歩を突いていない事を利用する77銀・66銀を選ぶ。
下手は平手で多い金無双に囲う、上部に強く端にも強いが、香落ちではそれを生かせるかどうかが課題だ。
上手は66銀から75銀を予測して、9筋は受けずやはり金無双に囲う。
下手は16歩から15歩・16飛の展開が一つの狙いなので、上手は14歩と受ける、やや異様にも見える。

相振飛車+66銀


駒組が飽和に近づき、上手は33角を24角として33桂を目指す。
下手の26飛は意表の作戦だ、36飛のぶつけで35歩と打たす事のメリットはどうか。
34飛・24角・33桂・35歩はこり形とも見える。
ただし66銀と引いた手が疑問で46歩とされて手損での決戦となった、同歩ならば25歩・36飛・35歩で困る。
24飛と斬ると決戦だが、再度の46歩を取らず54銀として金損が失敗だった。
以下の手順は下手は駒損の代償がなかった。