香落>14歩型四間飛車
香落で下手が14歩・同歩・同香の急戦が得意の場合は、上手は対応が必要だ。
上手は12飛型以外では、16歩に14歩と受ける形がある、それが42飛+32銀+33角型での14歩だ。
下手は15歩・同歩・24歩・同歩・15香が攻めの形だが、42飛と32銀では24同角もある。
42飛は44角を防ぎ、32銀は24同角に15香・同角・23飛成を受けている。
下手は39銀の形ならば、38銀から26銀に進めて15歩の狙いもある、上手は下手が16歩の前に48銀とした時がねらい目だ。
上手は32銀型で、玉の囲いを進めた、そして高美濃に組んだあとに漸く43銀と動かした。
下手は15歩のチャンスをつかめず、左美濃のゆっくりした戦いを選び、上手は香落のハンデはカバーしたがこう着状態だ。
上手は45歩と仕掛けて85桂と決戦に入り、下手は59角から37角と展開して、双方が玉が角道に入っての攻め合いとなった。
14歩型四間飛車
上手は65歩と攻めたが互いに、玉が危険で決め手が難しい。
下手は79玉と角道を避けたが、上手は73銀として遮った、どちらもまだ弱い形だ。
上手は55角と一気に捌いたが、その間に下手は86歩から5歩と桂を外して難しい。
下手37角は手順前後で、先に84歩として同歩ならば85歩で、同銀ならば37角としたかった。
本譜は74飛が厳しいが、上手は87銀で精算して67飛成だが、以下77歩・65角・76銀・74角・67銀で難しい。
下手86玉がミスで、頓死した。