香落>端飛車・腰掛銀急戦

香落>端飛車・腰掛銀急戦

香落で下手が76歩を突かない出だしで、様子を見たが上手44歩から76歩で普通に戻った。
上手は35歩から34銀と高く構えて、12飛として14歩の仕掛けを受けた。
上手の作戦は、とにかく激しい流れを止めて玉を囲う展開に持ち込む事だ。
上手は美濃囲いから94歩と受けて、最低限の陣形は引けた。
下手の作戦は、シンプルな舟囲いから、46歩・・56銀の腰掛銀であり、45歩の仕掛けを狙う。
下手には26飛>36歩>37桂の攻めの形と、86歩>87玉>78銀の天守美濃や、68金寄の囲い方がある。
下手の選択は45歩の仕掛けで、上手は42飛から44同飛を選んだ。
平手でも類型がある形で、悩ましいが、同飛・同角・88銀と受けに廻り催促した。

端飛車・腰掛銀急戦


下手からの24飛は33角打があり無理だが、上手は攻駒が少なく忙しい。
上手36歩から43銀は部分的には好手だが、77銀も大きく、46角から54歩と手を渡したが、47銀から46歩でより忙しい。
上手は25歩だが23飛・33桂・21飛成で難しい、14歩が忙しい、66歩・26歩に23飛もあった。
26歩に28飛・38歩が悩ましい、受けるなら49飛だがそれならば23飛を打っておくべきだった。
65歩・55角右・56歩が悪手で、77角成から27銀で一気に下手は敗勢になった。
飛角だけの攻めが繋がった事で、一気に勝ちになった。