香落＞中飛車６四銀：急戦
上手の中飛車＋５三銀は香落ちの形だが６四銀はより積極的だ。
そして上手は玉を囲い、４一金の動きは保留した。
下手は、囲いあいにはせずに、端攻めを敢行した。
上手の陣形は、左辺は守っていないので破られる形だが、反面は焦土形とも言える。
下手１八飛は分岐点だ、１二歩と１三歩と２四歩とが見えるし、３六歩もある。
上手も４五歩か、５五歩かあるいは６五銀か？。
下手の１一香成も分岐点で２四歩や１三香成や３三角成との比較は難しい。
ただ、角交換からの１七歩・同飛・３八角に１五飛はおとなし過ぎた。
香落＞中飛車６四銀：急戦
香落ちで飛と角共の交換は、下手は負担だ。
本局は、４一金が残り１一成香が残るので、上手も実利が要求されるので簡単ではない。
５筋を抑えた上手が、１五飛成の動きは攻め合いを避けた形だが判断ミスだろう。
以下、はめまぐるしい駒交換でなかなかに実利に繋がらない。
次第に上手の攻めが下手玉に近づいた。
ただ。金銀や飛角で、桂香歩攻めや、と金攻めでないので、下手に受けられて突破出来ない。
次第に上手は強引になり、９二玉の早逃げは手筋だが、８二を何も守らなかった。
最後は上手の頓死で終わったが、丁寧な指し方が無かった。
上手の指し方は、序盤は参考になるが、後半は乱暴さが目立った。