角落>相振飛車・下手矢倉

角落>相振飛車・下手矢倉

角落で上手が62銀・54歩・53銀と普通に進めて、下手は76歩・66歩と振飛車模様に応じた。
上手は24歩から22飛と向飛車に変化した、下手は75歩から78飛と予定どうりに振り、相振飛車になった。
上手52金左から63金は間に合えば無難な構えで72金が加わると硬い、ただし攻め味は弱い。

下手の58金左から38銀は疑問で、48玉から38玉、あるいは38金の形が普通だ。
上手は25歩から歩交換を行い次に28歩を狙う、下手は39金が必要で手損だ。

下手は37銀(27飛成は28飛)から38金と矢倉にして、通常の形に戻すが、上手は歩交換と手得が残った。
上手は3段目に金銀を並べて待機形としては十分になったが、反面では攻め味が弱かった。
下手は76銀・65歩交換・66角・77桂と自然に駒を使う、角落ちの定跡の考え方だ。

ただし66角は上手に近く当りがきついので、57角か48角と避けておくのが無難だ。
上手は手が詰まり困り、74歩交換から73金から72金と待機した。

上手61飛に88飛として、65歩に48角で何も無かったが同銀が悪手だった。
本譜は上手は76歩から桂得となった、76歩で73桂ならば下手はもっと困った。
本譜は45歩が絡んだが下手は来るしい、ただし59角は疑問で64歩とか95歩とか攻めたかった。

角落>相振飛車・下手矢倉


上手は74歩から83金を使い、46桂が打てて優勢になるが、75銀に63金は疑問だった。
本譜の74同金に下手の75歩から76桂が敗着となった、79飛で58銀を避けてまだ難しかった。

下手は64桂を取った手がそれほど厳しくにので、上手に58銀から一方的に攻められてしまった。
上手は69飛から21飛として、45桂から寄せ切った。