角落>下手・中飛車穴熊

角落>下手・中飛車穴熊

角落の主流の考えは位の将棋だ。
歩越銀を避けて、歩を突き合う、平たい陣形で駒で組み合う。
55歩を早くに交換する中飛車は位に将棋でなく、捌く将棋だ。

穴熊囲いも同様で、低い囲いが基本であり、位の考えは無い。
下手の5筋を早く交換する中飛車で穴熊に組む作戦は、全く異なる感覚だ。

55飛に対して、42玉とする、25飛とされて31銀で受ける形を避ける。
上手は7−8筋を金で攻めるのは遅れる可能性がある。
それで5筋に金銀を集めるが、手詰まりになる危険が上手だけにこの時点ではある。

それで55歩位を取るが、いかにも無理気味だ、66銀と46角と59飛で数は多い。
下手はその決戦を避けて、48金を37から26に使う。

下手の77銀の働きが弱いが1手動くと参加する。
下手の75歩から74歩も強引だが64金の形が37角の筋に入る。
上手が完全に抑え込むのは難しい。

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下手は囲いが崩れて弱体化した、代わりに上手も駒がうわずる。
下手は金桂交換の駒損で角を成る。

続いて、飛を切り駒損ながら飛交換に持ち込む。
上手は44の地点が傷で予想以上に弱い。

飛を撃ちあう攻め合いだが、上手47銀成の局面は下手はゼット状態だ。
下手が44馬と攻めた所は難しい、上手33金打に馬を切り62竜と入る。
42金に22金が悪手で攻め合い負けだ。

平凡に53金で絡み千日手模様で難しい。
43歩成を入れる攻めは、上手46角や55角、下手47桂が利く可能性がある難解だ。

本譜の22金からは1手下手負ける。