角落>上手向飛車対下手矢倉

角落>上手向飛車対下手矢倉

角落のは、53銀・43銀の形から向飛車に展開した、下手は25歩と伸ばして上手から24歩を防いだ。
上手の32金・33桂・21飛形は部分的に良い形だが、28飛・25歩を抑えても攻めは難しい。
下手は蟹囲いから26銀と出たが、次の37桂が疑問で攻めが停滞した。

下手は一転して、矢倉に組み持久戦に進んだが、47金型で囲いは薄い。
上手は持久戦に対して駒が2−5筋に偏り進展が難しい、玉を42に移動して81飛と戻すが次が難しい。

下手は55歩と35歩を交換して36金と出た、上手は63金を62金以下84に移動した。
下手の67金から78玉が上手を悩ませた、75歩交換に76銀とぶつけられる筋が厄介だ。
上手は63に金銀を移動させる手段が難しい、2−5筋の駒は動かし難い。

上手は75歩とせずに待つ手段が見当たらない、下手は45歩からの交換とその後の15歩とか1−4筋の攻めの含みはある。
上手は待つのを諦めて75歩を決断したが、下手も76銀は断念して76歩と受けた。

下手は47銀の傷を消す必要があったが、76歩を打たない選択はあった。
下手は45歩で桂交換して、上手の65歩は勢いで下手に銀をぶつけられても仕方がない。
だが下手は66歩から56歩と謝った、特に56歩は丁寧過ぎるようだ。

角落>上手向飛車対下手矢倉


上手74桂は下手は75歩と突かないだろうとの読みでの強きだ、75歩・同金・76歩・86歩・75歩・87歩成・79玉・77と・同角は下手良し。
75歩に86歩・同歩・75金で難解だろうか。

本譜は98桂成に歩が足りず82歩が出来ず、85歩では88成桂で下は苦しいのか。
本譜の89飛成から98龍は、38飛と68角を挟み抜く味がある、下手はそれを狙うが上手はそれに乗った。24角・同歩・98飛・45歩の駒得であっさり狙いに乗った

65桂はプラスもマイナスもあるが、下手は81飛成から71金に同竜と切って攻めを選んだ。
上手は下手の狙いに乗って、指した。
26飛成と銀を抜き、次ぎに46角と王手龍取り銀取りを掛けて、攻め勝った。