角落>上手中飛車対下手雁木
角落の上手が右銀か右金で55歩交換を序盤で目指す作戦は、力戦狙いで有力だ。
下手が矢倉を目指せば、居飛車や右四間飛車よりも攻撃的な序盤に出来る。
下手が58飛ならば、相振飛車となり上手は22飛への展開も有力だ。
下手は25歩を急ぐ展開は有効で、上手は32玉型が普通だ。
下手は2筋の歩交換から25飛として、64銀に66歩と盛り上がり67銀と5筋に厚い雁木模様に組んだ。
上手が7筋へ飛を展開すると下手は55角だが玉が不安定で急襲は難しい、66角は角落ちは位という格言には反する。
上手は直ぐに64歩から6筋を奪還して、63金から33桂と飛車を追い払い、52飛と展開して55銀を狙った。
下手は指し手が広い、96歩・79玉・16歩・37軽でれもある、86歩は放置すれば85桂・同桂・同歩から15桂が狙いだがそれでも千日手模様だ。
上手は55銀から銀交換で歩得する、2筋絡みで持駒は使い難いが先手の85桂も指しにくい。
下手は79玉と囲いに手を戻したが、82飛とされると88玉とは指しにくい、86歩と79玉の組み合わせは疑問となった。
下手は37桂と攻勢を図るがややちぐはぐだ、少しずつ角落ちの差が少なくなって来た。
25桂交換に上手は55桂を防いで54歩と守った、下手は65桂と踏み込めず27飛と手を渡した。
だが上手の85歩・同歩・86歩にまた悩む。
角落>上手中飛車対下手雁木
下手66歩は上手からの66桂を消して位の奪還を目指した狙いだ。
上手は87桂から99桂成で香を入手して、下手15桂に21香の受けも作った
下手は65歩と安定させてから55歩として54歩と取りこみ、55歩から54銀と絡んだ、27飛の直射がある。
上手は部分的に受けにくいが、87歩成から56桂から48桂成と角を入手しての15角が狙いとなった。
下手は無難な26歩とするが、一転して54銀から受けて清算されて攻めが遅くなった。
下手は以下21金と角を殺したが、上手51香が決め手となった。
以下は上手が詰めろを続けて押し切った。