角落>上手向飛車対矢倉
上手の54歩・53銀形に、下手は飛車先を伸ばさすに矢倉囲いを目指した。
上手はそれを見て24歩から22飛と向飛車にするが、下手は79角から68玉と方針を変えなかった。
上手は攻撃体勢を保留する下手を警戒して、33桂から21飛の順を遅らせるが右金の活用も危険と考えて、ついに33桂とした。
下手は玉を矢倉に囲いきり、46歩から45歩と突き捨てて、35歩の交換をした。
上手は2−4筋を争点にしたくはないが、代わる手もなく、仕方なく25歩から44銀右と動いた。
下手は予定通りに36銀・37桂と構えて、26歩から24歩と動いた。
上手は6−9筋に絡みが少なく、やむを得ずに35歩から銀交換して27銀から36銀成と動いた。
下手は急かされてはいるが、62角成から45桂と捌いた。
45同桂は同飛・44歩・85飛で悪く、上手は47歩と止めた。
下手は53銀と打った、53金との比較は難しい。
下手は44歩から攻め立て、上手は丁寧に応じて、33銀不成に53玉がねばっこい。
下手は方針を変えて、58飛と逃げて。22金から一転してと金を作り厚く押した。
上手は46馬と抑え、72飛から金銀をかわして、下手の攻めを遅らせて飛をゆっくり攻めた。
角落>上手向飛車対矢倉
下手83桂から91桂成も応じられて決め手にならない、51銀不成から52金と攻めるが玉で応じられて捕まらない。
下手は68飛と手を戻すが、絶えず切れ筋の心配があった。
上手は55歩として、玉の中段へ逃す狙いが生まれると一気に視界が開けた。
下手の56香は一見痛打だが、上手は金を見捨てて3−4筋に玉を逃げると簡単には捕まらない。
下手は49歩から上手の入玉を抑える動きに移った。
上手は入玉を急がず、27歩成から準備すると、下手は阻止が出来ないと判断して投了となった。
下手は自陣に駒が残り、敵陣に玉が入るには時間がかかり、入玉は難しいと判断した。