角落>上手向飛車+右玉
角落での、上手の向飛車は力戦指向的です。 多くは、2四歩と付き合います。下手の飛の位置を限定する為です。 下手から2五歩の形は、上手が受け身です。 上手は、3三桂>2一飛として飛の動きを自由にします。 しかし本局は、二段飛車で駒組です。 右玉で、金銀を集めました。 しかし、下手に2筋を狙われると、金を2筋に移動させる必要が あり、手損と受け身になりました。 上手の駒組は、かなり疑問が残る所が多数あります。 作戦負けの上手は、玉頭戦にかけましたが、厳密には失敗です。
角落>上手向飛車+右玉
上手は、6三金>62>52>42>32と移動ですが、 作戦失敗を表しています。 2筋の下手の攻めが受からないのです。 上手は、玉頭戦に出ましたが手遅れでした。 しかし、下手に最後に8七同玉というミスが出て、逆転しました。 全体に、角落として上手の駒組にバランスがなかった様です。 下手は、最後のミスに泣きました。