角落>三間飛車+古典定跡
角落で下手の三間飛車に対し、上手が居飛車で2枚の金銀で盛り上がる。
そして、4三玉方で53と42に金銀を置くのは本定跡と呼ばれる。
ただし攻め味が少なくて、上手に待たれると打開が難しい。
それ故に古典定跡とも呼ばれ、今は矢倉系が中心だ。
下手は、手損から始まり、独り千日手モードに入る。
上手が応じれば、千日手になりそうだ。
上手は、指導将棋的に動く、歩の交換をして行くと桂香に弱い形が出来る。
下手はそれを待って、地下鉄飛車から7七桂と動き出す。
高度の手待ちと見えるが、上手が動かないとどうするかの答えがない。
その後の、6筋の桂交換も同じだ、上手が待てば再度膠着する。
駒落ちの下手が、引き分け狙いの戦型は教え甲斐も憶えがいもない。
完全持久戦の、この形はすたれている、振飛車でも積極性のある形に移行した。
ただ、工夫の余地はある。
角落>三間飛車+古典定跡
上手は6−7筋で歩の交換して待つが下手は、その間待っている。
6筋に金が2枚並んだときに、1筋を狙う、香交換が有利になったからだ。
そして7七桂から、8筋に飛を廻るが、再度手が詰まる、またも上手が桂交換する。
結果的に、下手は83桂から打開に成功する。
上手は入玉を目指すが、77角・67銀・57金と阻止すれば、ほぼ下手有利だ。
後は一方的に攻め勝った。
下手の作戦は、消極的で上手が待った時の対応が見えない。
駒落ちの引き分けルールはローカルルールしかないので、組んだ移行は定跡とも言えない。
角の利きが大きいので、上手は本来は動き難い。
平手の先後交代の、後手的な作戦は、評価が難しい。
ただ、上を目指すには不適と思える。