角落>4枚矢倉+42銀
上手が85歩を早く決めて、下手は77角>88銀>78金>67金右と組む。
結局は元の矢倉に戻るが、右銀がおくれ気味で、上手が金で歩交換を急いだ。
下手は穏やかに受けるが、65歩を取らず57銀右と4枚矢倉で受ける。
上手は、下手の2筋への銀の攻めが来ないと判断して42銀左から43銀と使う。
部分的には22銀よりも良い形だが、膠着状態になると結局は1−2筋が負担になる。
上手は95歩・73桂・55歩と動く。
下手は55歩を取らず、59角・15歩・38飛から3筋の歩を交換する。
59角が玉頭に利くので86歩は同歩もある、上手は早くに86歩を突き応手を見る。
上手は単純な攻めでは4枚矢倉+角の攻略は無理だが、63金の移動も難しい。
54金上がると、56歩から55歩・47銀は形を決まるが、78金一枚の6筋を狙う。
62飛からの攻めに、68角は意表で26角か37角が普通だ。
67歩の受けに、56歩・58歩から66歩とあわす。
45歩から46角は、72歩とさせれば効果はあるが、45歩は仕方ない。
角落>4枚矢倉+42銀
角落ち矢倉の下手の玉近くの玉頭戦は、おおむね下手は勢力で勝る。
ただし上手は、下手のミス待ちでも粘り強く指せば、下手は受けに失敗し易い。。
69飛に68歩・同金で玉が狭くなり、85歩・75銀と引き出し76金と絡む。
65桂となり金2枚持つ下手手番では、玉頭の確保は可能になった。
76金に上手は74金とするが、75歩は困るし75金打つか86金でも上手は攻めが難しい。
56銀は部分的な筋だが、この場合は81飛の展開の見落としだ。
75銀に65金・同金・同銀・81飛・78玉・66歩で困る。
ただし87歩はミスで、86歩の合わせで困り、88金は受けにならない。
69飛の移動で粘るしかないが既に難局だ。
自玉近くではミスが致命傷になりやすい。