角落>下手矢倉+上手中飛車

角落>下手矢倉+上手中飛車

下手は位を保ち矢倉模様に進めた。
上手は玉を移動した後に、44銀から52飛と動いた。
下手58飛の受けに、上手は42銀から55不・同歩・同飛と揺さぶった。

ここで同飛・同銀・58玉・72金・56歩・44銀・61飛は成立した。
下手が56歩と受けたので51飛となったが、55銀・56歩・44銀と競べて52飛が51飛に変わった。

あとの進行から見ても、51飛の極端な優位は少なく、55同飛は揺さぶりの意味が強い。
上手は71飛から歩交換して71飛と戻ったが、52飛>72飛>75飛>71飛でも同じになる。
下手の55歩から54歩と仕掛けた、普通に37桂・45歩の順でも充分だった。

上手は65歩から64金・57歩・55銀と強く頑張った。
下手53歩成では58飛・34歩が普通だったが、本譜は51飛・35角・86歩・同歩・34歩・26角・42金と変化した。

下手は88玉と囲い、85歩から81飛に56銀と動いた。
上手15銀は勝負手だが、53角成から62銀も厳しい。
上手85桂は77桂成から86角の王手飛車狙いできわどく利かして73桂を逃がした。

角落>下手矢倉+上手中飛車


本譜は52金・53銀打・62金・64銀成と進み、54歩が廻れば下手有利だ。
ただし25銀と外すてがあるので簡単ではなく、37角と55飛を防ぐと難解だ。

飛交換から59飛に78金打が疑問だった、69歩か69金打かが普通だった。
48銀に58飛、77桂成に同桂が疑問だ、48飛と切ったが同銀不成の形が意外と以降に攻めに使えた。

下手は26歩と25桂を支えたが攻め合い負けだ。
上手の66歩・68金引・59銀不成から、68銀不成・69銀不成が続くと受けにくい。
68金打に同馬から89飛で以下、同玉・87飛成で詰みだ。