角落>52金・右四間飛
下手が居飛車で早囲いの矢倉は有効な基本戦型だ。
上手は、右四間飛車から6筋の歩を交換して61飛と引く。
攻撃は64銀から73桂と構える、守備は43金と、42金か52金のどちらかだ。
4筋が1枚では受からないので、33桂ではなく33銀と構える。
下手は37桂としても桂交換にはならない、普通は右銀を繰り出すが、本譜は桂で攻める。
上手は75歩を銀で交換する、74歩ならば85桂で攻める形が条件だ。
交換があまりに遅いと、74歩も76銀も成立しやすくなる。
続いての55歩の交換は危険を承知の手段だ。
下手は桂で25桂と1筋を攻める。
上手33銀型は22銀型よりも端は弱いが、やや軽い攻め方だ。
香を捨てて、35角と捌く厚く攻める形に近づいた。
上手は43金上がると守るならば、駒損でも攻めが繋がるチャンスだ。
47銀を36銀と使うチャンスだ。
角落>52金・右四間飛
下手の68角から上手の35歩から15銀を引かれた。
上手は35歩で角と47銀を抑えて、17香成ると破る。
下手の86歩の催促が疑問となった。
6筋の守備を重視して桂を入手する手段だが、間に合わない。
下手は飛車を追われ、47銀を追われて、飛角銀が抑えられた。
54金から64銀を剥がしても遅く、角を切るが上手玉は入玉の含みがある。
下手は、飛も捨てるが切れた。
下手は35角と捌けた所が47銀を活用するチャンスだった。
その後に飛と銀を抑えられては届かない。
下手の25桂からの攻めは平手感覚だが、35角から36銀と進出してから狙うべきだった。