角落>矢倉+3三歩

角落>矢倉+3三歩

角落の、下手矢倉も早囲いが中心ですが、じっくり組むのも特に
問題はありません、ならば上手の対策は?です。

上手とすると、早囲いに対抗して速く動くのが平手の感覚ですが
駒落ちはそれが難しいです。

上手はどのような、最善形に組むのかが本質な作戦です。

ただ、逆に下手が慣れていない形・間違い易い形に誘うという、
作戦もあります。

下手が慣れない作戦ですから、度々使う事はありません。
珍しいオプションです。

下手・矢倉に対してに上手の3四歩の不突き作戦です。
一応は3三歩型とします。
狙いは、3五での歩の交換を避ける・4五歩の仕掛けが慣れない
形になる・2四に角が出ても3三で利きが止まっているです。

ただ、下手3五桂の狙いがあるので、2二銀は必要になります。
また、3五歩から3四歩と突かれた時に、2二銀の形が必要に
なり易いです。

上手の左銀はオプションで、そこは別れます。

上手は、下手が3五歩と位を取るのを待つのが、1つの作戦です。
その形は、下手が攻めの形を構想する必要があります。

上手は、3五歩を突くまで手待ちします、目先を変える作戦の
理由です。

角落>矢倉+3三歩


下手が初めて対戦すると、上手の指し手は不思議です。
手損で待っているだけです。

ところが、3五歩を突くと突然に動き出します。

その局面は、下手は何も困る事は無いのですが、攻めに出るには
手数がかかります。

下手は迷います、そして力戦の形になりやすいです。

それが上手の作戦です、ただし上手が有利ではありません。

本局は、下手が6四馬>4六馬>6八馬の飛角交換になって、完全に
紛れてしまいました。

下手に指させて、悪手を待つ、たまに使い、下手の自爆を待つ作戦
です。