角落>三間飛車対上手右玉

角落>三間飛車対上手右玉

角落で上手が84歩から62銀・54歩と普通に進めて、下手は67銀かたの三間飛車に構えた。
昔は角落ち本定跡と呼ばれた戦型だが、下手の矢倉が増えた事から次第に本定跡とは呼ばれなくなった。
上手83金から52玉・32金と構えた、本定跡の43玉・53銀・42銀からは既に外れている。

上手は更には43玉・53銀・42金型からも微妙に外れていたが、84金・73桂・63玉で右玉と作戦が明らかになった。
下手は、上手の作戦を見て、高美濃から銀冠ではなく矢倉に組替えた、意味は35歩交換後に36銀をぶつける狙いで、何も無ければ4筋が強い。

下手48角は上手の81飛が31飛への展開を牽制して、間接に84金を狙う。
上手は35歩と仕掛け、下手は36銀のぶっつけから45歩と反撃した、上手は角が移動した8筋を狙った。
下手が48角としないと31飛としてから35歩が狙いだった、31飛に48角なら千日手の可能性もあった。

双方の手詰まりが解消して、攻め合いとなった。。
下手55角・33歩に34歩もあった、54歩・33歩成・同桂・46角の展開になる。

上手は87歩成から95金とやや重いが棒金で攻め、88飛にも86金と出た。
下手は角の睨みが大きいが、攻め駒は少ない。
68飛から65銀と強引にこじ開けに行った。

角落>三間飛車対上手右玉


下手は55銀と打たれて、飛角が当りになったが、角は銀との交換だ、従って83歩は利いた。
先に55角としたが、結果的には同じ手順になり、72銀。同玉・64飛・63銀打と進んだ。

下手は69飛・66歩・77歩・75金・76銀・84飛・75銀・同歩・66飛のような展開を嫌い決戦を選んだ。
83銀から飛を取り合い82銀成まで進む、銀不成もあるが83とも大きい、以下91飛成・49銀で下手はやや苦しいようだ。

以下も色々の手段はあるが、入玉含みの攻め合いは、下手には難しい。
上手は49角から攻め合い勝った。