角落>矢倉+54金・55歩

角落>矢倉+54金・55歩

下手は居飛車からじっくりと矢倉に囲う作戦を選ぶ、78金・69玉型は手数は掛かるが固い。
上手は右金を繰り出して、早くに55歩を突き掛ける。
下手はいくらでも反発手段はあったが、全て見送り玉の囲いと、1−4筋の整備を行った。

上手は73桂を跳ねたいので55歩と位を取る。
下手は88玉と入城してから、37桂と跳ねて45歩と仕掛ける、重厚だ。

上手の35同歩に通常は同角だが、54金が4筋を守っているので1−3筋を狙った。
下手36歩の継ぎ歩は遅い攻めだが、玉を囲った駒落ちでは間に合う。
上手は応じ、下手は25桂から1−3筋攻撃が明らかになった。

上手は受けがないので、65歩から86歩と95歩とあやを求めて絡む。
下手は全て応じる選択もあるが、手抜きで1−3筋を攻めて43金を剥がし、24銀を角で切った。

上手の守備駒の22銀と43金を、下手は角銀と交換した事で突破する見込みがついた。
玉を下段に落として64歩が好手だ。
上手は王手を絡めて、嫌な手を見せるしかなくなった。

角落>矢倉+54金・55歩



上手は以下47角成まで追ったが駒不足だ、だが下手は24飛と出来ない(46馬がある)。

上手は74馬と引く前に69銀の王手を掛けたが、効果は弱い。
下手は、24飛から一気に追ったが、81玉に82竜が疑問だった、62歩成が勝った。

上手は詰めろでないので、79飛と指して難しい。
桂をもっての96歩で逆転した。