角落>下手矢倉+上手玉頭戦
角落の下手が4筋を突かずに矢倉の早囲いを目指した、上手は右金で5筋の歩交換を狙った。
下手の陣形は24歩交換からの飛横利きと、46角の飛び出しが含みに残っている。
上手は65歩交換は危険と見て、55歩交換から44歩と突き待った。
下手は玉を矢倉に囲い、24歩交換をせずに46歩も突かず37銀と出た。
上手は33銀と受けて、46角に45歩から44銀右と玉頭に盛り上がる作戦に出た。
上手は下手の攻めに乗り45銀から44銀と盛り上がるが、33桂がミスで15歩を取れない。
上手は3筋4筋を治められて、仕方なく25銀・24歩・23玉と玉頭に紛れ求めた。
下手は清算して45歩と突いて厳しい、上手は粘りに出たが入玉は狙い難く24玉と手を渡した。
上手は攻め合いは全く勝てない局面であり、入玉含みで受けるしか無い。
下手は上手の飛車を取るか、自陣の飛が捌ければ入玉阻止も可能だ。
下手は上手の飛を92に追い、45飛と出ては部分的には成功だ。
上手は16歩から入玉だけを目指した。
駒落ちの差があるので微妙だ。
角落>下手矢倉+上手玉頭戦
下手の37歩から29金は疑問で、先に飛を成るか、92飛を取るのが判り易い。
本譜は玉周辺を清算したが上手の馬が残り攻めきれない。
下手は上手92飛を取りたいが、本譜は逃がしてしまった。
上手はチャンスと思ったが、下手は上手の駒不足を見て入玉を急がなかった。
下手は上手の絡みを丁寧に受けると、それ以上上手は攻められない。
下手が68香と打った局面は、下手入玉も止められず、入玉引き分けとなった。