角落>下手矢倉対上手62飛・64銀

角落>下手矢倉対上手62飛・64銀

角落の下手が矢倉模様を目指し、上手が62飛の右四間飛から65歩を交換した。
下手は矢倉囲いを作り、次ぎに角を引き、次ぎに3−4筋を前に進めた、玉の囲いは遅れている。
上手は37桂に対して33桂を保留して、33銀型も視野に入れ、下手の6−7筋の動きを警戒した。

上手は64銀から先に75歩交換して、その後で73桂を跳ねた。
下手57角に対して、上手は65歩と合わせたが手待ち気味だった。

下手は48角と引き次ぎに65歩を見せたので、上手は85桂から65歩の拠点を取って81飛として待った。
下手は75銀とぶつけ73銀に66歩と合わせた、結果的には単に69玉として局面に戻り、64銀・57角と進んだ形だ。
33銀・68角・24銀の後で、下手は45歩・同歩・46歩と仕掛けた。

下手の狙いは、61飛に75歩の攻めだ、2−4筋の形が変わっているので上手は避けにくい。
上手は銀交換を行い、66銀から反撃した。

下手の84角から72銀は狙いだが、上手は普通に飛角交換に応じて57角の狙いを残した。
下手62銀成は、不成で52金に当てるべきだった、51金を警戒したが手を渡したのは遅くなった。
上手57角がやはり厳しい。

角落>下手矢倉対上手62飛・64銀


上手66角成は詰めろではないが、次の77桂成が詰めろで68歩が邪魔で受けが難しい。
下手は、45桂から33桂成として24桂から23銀と強襲したが、24歩の突き捨ての機会はどこかであった。

下手の狙いは上手玉を53に追いだしての、73飛の王手馬取りだ。
本譜も23銀・42玉・51銀・同金・72飛と王手馬取りに成功したが、62金打から61金の形が固い。