角落>下手居飛車雁木

角落>下手居飛車雁木

角落の下手が早くに居飛車で25歩を伸ばす事はマイナスは無い、一直線に矢倉を組む時も遅れる事は無い。
上手が85歩を決めないのも得にマイナスは無く、特に62飛と廻る形は84歩型が普通だ。
下手は77銀を決めずに66歩から57銀右として、上手65歩の歩交換に取らずに67銀として、雁木に構えた。

上手は66歩と取っても次ぎに65歩と位を取りにくい、下手は自陣の整備が出来ていないので65歩・同飛・66銀ともしにくい。
そこでそのままに駒組が続いた、下手は局面が複雑になる危険はあった。

下手は3−4筋を付き合ってから65歩・同飛・66銀直として67金右と駒を集めた。
ただし24歩の交換は指して起きたいし、玉の位置は不安だ。上手は有効な手が少なく様子見状態だ。
下手の75歩は急ぎ過ぎで、手の無い上手を誘い過ぎた。上手は依然として85桂から71飛として待ちを続けた

下手は依然として指したい手が多い、24歩交換は損がない、玉の具体的囲いは依然として難しい。
65歩・同銀からの決戦は決断しきれない、そこで37桂は迷った手だったが、そこでの上手33桂が悪手だった。

上手33桂型は43金と53銀が並ぶ形の定型だ、53銀が居ない時は3−4筋が弱い。
61飛と64銀型の定型は33銀型でありここでも33銀しか無かった、それで2筋も守っている。
すかさず下手は45歩・同歩・85銀・同歩・65歩と攻撃した。

角落>下手居飛車雁木


下手65歩に同銀は、44桂で上手が困る、71飛型なので66歩が厳しく無く、44同金・同角が飛に当たる。
上手は53銀と守り衝突を避けた。下手は65歩・同銀・85銀の順に攻めるべきでチャンスを逃した

下手24歩から47歩は疑問で、直ぐに69玉が有望だった。上手44銀と23銀はプラスだった。
下手は打った歩を46歩と突いて強行したが、上手は37銀から48銀成ともたれながら反撃に出た。

下手は83桂から97角と攻めながら玉を広くした、部分的には好手だが既に悪い。
上手は41飛から45銀・36銀と攻めて差が拡がった。
以下は上手が75桂から67歩として安全勝ちした。