角落>下手居飛車97角急戦歩得
下手は26歩から飛先歩交換し、合間に96歩から97角とする。
上手94歩は位を保ち54歩も自然だが、下手は横歩取りを狙い再度24歩と合わした。
上手64歩で53銀は、同角成・同金・23銀・41玉・22歩・35角・28飛・57角成・21歩成で攻めは続く。
上手は64歩損で局面を収め、下手も88角から77銀まで陣形を整え、上手は55歩が主張だ。
下手は金矢倉を作り、56歩から58飛と展開し、46歩から47銀と構えた。
上手は下手の金銀の構えが間に合い、歩損のみが残り作戦負けの展開になるが、手待ち気味に待機に方針を変えた。
上手の52銀に下手は35歩と仕掛けた、28飛と43銀の交換は仕掛けにくい判断だ。
上手は押さえこみを狙うが争点が消えず、42玉・31飛の受けの合間に86歩をきかした。
下手は86同銀が無難だった、上手は87歩で紛れを求め、3筋を全力で抑える。
下手は一転して65歩から84角と展開する。
上手は角成が受からず、37飛成まで飛先を突破した。
66歩の桂取りに対して81竜から駒を振り代わり、駒を渡した上手は25角成から玉頭をケアした。
ここに来て、双方が入玉も視野に入れており、争点がぼやけて、判りずらくなった。
角落>下手居飛車97角急戦歩得
争点の曖昧な展開は上手の特徴と力が出やすい。
下手の73桂成から84玉に対して、上手の33玉から45竜は価値が高く、ようやく優位がはっきりした。
下手は入玉を目指すが、駒が停滞して手数がかかる。
上手はここで攻めあい、67とから69金として、以下飛の入手を目指した。
下手は飛を取られて、攻守ともに対応が出来なくなった。
下手は序盤の急戦で歩得になり、以降は陣形整備して優位になるが、上手に待たれて攻めきれなかった。