角落>上手向飛車対36銀
上手が53銀から、24歩・26歩と付き合ってから22飛と向飛車にする。
下手の居飛車を制限する狙いだが、上手側も制限される事になる。
下手は27銀から36銀と進出して25歩を狙う、上手は23金と出て対応する。
下手は46歩と突き、47銀の建て直しと44歩とした時の45歩を狙いとした。
上手は2−4筋の駒が動き難い状態であり、5−7筋を盛り上がり様子を見る。
下手は77角で牽制すると、65歩として角頭を狙い、66歩から交換すると64銀から53銀上がると方針を決めた。
上手は玉を矢倉に囲い、上手は82飛と振り戻し32玉と移動する。
下手は28飛と戻し25歩と交換し、上手はそれにのり33金と使う。
依然として総攻撃状態にならないが、57銀に65桂と銀桂交換を確定させた。
下手は66桂から26角と出て、81飛に74桂として62桂成と角成を狙う。
上手は25歩と突き、17角ならば26桂を狙う、そこで62角成と攻めてようやく闘いになった。
上手は21飛から38角として、38飛に77桂成から74角成として切らしに出る。
下手が小駒のみで攻めきれるかが勝負となった。
角落>上手向飛車対36銀
上手は2筋突破を含みに攻めをかわす。
下手は駒を剥がして、漸く34金と抑える、33銀に35飛と強く迫った。
同飛は23金打が同馬は43金打が狙いで、34銀から33銀と受ける。
61飛成を狙う64飛も強い手だが、同馬から39飛で攻めあうとこれも難解だ。
下手も85桂と逃げ場所を作り、上手の入玉を抑えにかかる。
上手は84飛から攻めに出て、86歩から下手に詰めろを掛けた。
下手は追い込むが詰みがなく、攻め合い負けとなった。