飛落>右四間飛>三間飛車

飛落>右四間飛>三間飛車

下手は、飛落で右四間飛車から腰掛銀の定跡形に進めて、上手は33銀と変化した。
上手の金矢倉組に対して、下手は65歩位取りから78飛と相振飛車に変化した。
構想的には6−7筋位取りが判り易い、厚みを築いて玉を左に囲うと上手は攻め手が難しい。

下手の78飛からの構想は攻めとしてはより有効だ、ただし玉の囲い面では不安がある。
下手は66銀から67銀と引くが守備は強くならない。
上手は33桂から13角で攻めを見せて、34金から43金と活用出来ては、序盤の作戦負けが薄れて来た。

下手は58飛から55歩と動くが効果は薄い、62銀が53銀と移動したので78飛と戻った。
上手は攻め合いを含みに62玉と手を渡した、下手は8−9筋を攻めれば敗れるが、攻め合いに不安もあった。
上手玉に近い74歩から55歩と攻めるが、銀交換で落ち付き7筋に手が戻った。

下手75歩から74歩は流石に欲張り過ぎた、76銀への対応が難しい。
13角の利きがあり67銀成が厳しいので56銀打と受けたが87銀が残った。

飛落>右四間飛>三間飛車


上手は攻めたが88銀に44銀・同銀に88飛で、72銀は仕方がないようだ。
以下は34銀・同銀・同歩まで進んだが、上手は守備が弱く既に受けが難しかった。
下手の最後のチャンスだが、82金が玉を追うので選びにくいだが有効だ。

64歩は筋だが上手の攻勢も厳しい、79角成への飛の逃げ場所が難しい。
上手玉も不安定だが、下手玉は弱く狭い、88飛から65角が受けにくかった。
手抜きの39飛だが、61銀から72銀打ちで受けられない。

下手は受けても手数が稼げなかった。