飛落>右四間飛車+銀止

飛落>右四間飛車+銀止

下手は、右四間定跡通りですが、3七桂を跳ねません。

上手は、2二角のまま3三桂を跳ねずに4四の地点を金銀で
守ります。

本局は5三銀型・または銀止と呼びます。
ただ、定跡から37と33の桂が跳んでいない進行です。

上手は3三桂を先に跳ねると、3八の警戒が必要ですし
6五歩位取りを部分的に受ける必要になります。

下手は、ある程度駒組が進むと、3七桂に3三桂としない
可能性があります。

また、3七桂が早いと6五歩位取りの狙いの時は、桂頭が
傷になる可能性があります。

上手が、3三角か2二角かどちらにするかは、考え所です。

2二角は角交換の時に、2二金が悪い形です。

飛落>右四間飛車+銀止



本局は、上手は下手も何もない様に桂以外は定跡形の展開です。

ただいつでも仕掛ける形であり、位取りが無くなると同時に手詰まり
にもなりやすいです。

上手は2二角型に拘り過ぎたか?、仕掛けから角交換で2二金になり
ました。

下手は2筋の歩も交換し、上手は桂交換から馬を作ったが、3二金と
したのが4一角を見落としました。

2筋が突破される形が珍しいので、甘く見すぎました、以降は下手が
楽勝の筈です。

実戦は、下手が寄せがあまく粘られて、延長戦模様で見落としがあり
投了しました。

投了図はまだ受けは聞きますが、下手の見落としで諦めた感があり
ます。

上手は、仕掛け付近で甘く見すぎて失敗した感がありました。