飛落>右四間飛車・66角

飛落>右四間飛車・66角

下手は、飛落で右四間飛車から腰掛銀の定跡形に進めて、上手も33桂止めで組んだ。
定跡手順で進み玉を囲い合い、49飛までで指したい手が飽和状態になってきた。
上手62玉の手待ちも定跡になっている、65歩を突かず75歩に備えて、53を守って待った。

下手66角は珍しい、65歩ならば77角で手を渡すのか?、以下64銀だが62玉との相性は不明だ。
上手は72玉と待ち、65歩から64銀を狙った。
下手77桂が、上手の65歩を防いだ勝負手であり、84角を狙う。

上手は45歩の仕掛けも見えているので83玉とは指しにくい、62玉は84角から8筋と9筋を狙われてどうか。
上手は有効な待つ手段が見えなく、66角が狭く当たりがきついと見て決戦作を選んだ。
ただし冷静に見て、明らかに無理だった、62玉・84角の交換後に仕掛けてもやはり無理だろう。

62玉・84角・72玉・66角・62玉はやはり上手苦しい、66角に65歩しか無かったかも知れない。
上手35歩は同歩・15歩・同歩・同香・同香・36歩狙いだがそ順でも上手は悪い、桂を持ってもあまり有効ではない。

飛落>右四間飛車・66角


下手は15歩に手を抜いて45歩と、待っていた仕掛けを断行した、上手は16歩から36歩は間に合わないので応じた。
以下は34銀・同銀・同歩まで進んだが、上手は守備が弱く既に受けが難しかった。
上手は27角・39飛・38銀と絡み粘った、以下89飛・54角成・48金・27銀成・39飛で受けが難しい。

下手は38同飛と切り、41角として4枚の持駒で攻めを選んだ、上手は71桂と受けて38馬が利いているのでまだ難しかった。
上手は41角に62銀と受け間違い52角成で困った、61桂は47歩で困る、81飛も47歩で困る。
手抜きの39飛だが、61銀から72銀打ちで受けられない。

以下は上手は粘るだけで、順当に下手が押し切った。