飛落>43金型・下手引角
飛落ちで上手が角道を止めず32金と乱戦を狙った。
下手は66歩と止めて、じっくりと金銀を盛り上げて駒組を狙った。
上手は43金右方で進めて、下手が急戦ならば矢倉組を狙うが、持久戦の為に33角とした。
下手は68玉から78玉と囲い、79角と引角に変えた。
上手は22角として、2筋は歩交換だけにする指しかたもあるが、本局は避けなかった。
上手は3−4筋の金銀の形をほぐすために45歩・44金・43銀とした。
下手は24歩から角交換して、77桂と跳ねたが、分岐点だった。
下手玉は囲いの途中とも言える、77桂を跳ねると守備は弱くなった。
上手は下手に有効な手が多いと判断して、82角と自陣に打ち、攻勢に出た。
下手は持角の打ち込みを狙い、上手を抑え込みに出た。
53銀と57銀と、戦場に駒を進め、3−4筋で争った。
飛落>43金型・下手引角
下手は82角の利きを止める、上手は56歩・55歩の時の攻撃を目指した。
下手の22歩は抑え込みが難しくなり、攻め合い含みだ、玉も半囲いでやや思惑と違った。
下手は22金と呼んでの31角が狙いだ、上手は46歩から桂の逃げだしを図った。
下手のと金攻めと、上手の4−5筋突破の速度争いとなり、上手は19角成から57桂成と破った。
下手は金銀を剥がして、51とと迫った。
上手は受けずに55銀から攻め合い、61角から72銀に71桂と時間を稼いだ。
上手は38飛の質駒を狙いにして、玉を追いつめて、詰めろから攻め勝った。
下手は玉の弱さが敗因となった。