飛落＞三間飛車＋７五歩位取り
下手は飛を一杯に活用しますが、他の駒は遅れます。 ３筋の歩交換から、７五歩位取りそして三間飛車として囲いに 入ります。 持ち歩は攻撃には有効ですが、玉の囲いは欠陥になり易いです。 したがって、石田流ではなく金銀を上がって行きますが、遅れて おり、３筋歩交換の狙いが不発になりました。 下手の位取りは、上手の金銀の分散と、手詰まりを招く狙いです。 本局の上手・２四角の局面は桂の攻撃活用が遅れている以外は上手 に不満がありません。
飛落＞三間飛車＋７五歩位取り
下手は上手の早い４筋攻撃を１歩損で収めて、金矢倉にしました が予定とは思えません。 形は悪くとも、歩損をしない守りが良かったでしょう。 ７四歩からの攻めは、上手の金銀が守っており、成功は難しく、逆に 上手の玉頭を制圧されました。 以下、攻めあっても上手の玉が中段に逃げると下手は勝てません。