飛落>上手引角・51角
飛落ちで上手が44歩と角道を止めて33桂止めで受けた。
下手の右四間飛車定跡に対して、上手は12香から31角と引角を選択して、64角を狙った。
下手の65銀の定跡形に対して、42角から51角と繰り替えた、この時点で上手からの64角は消えた。
上手は62銀を53銀と出るが、下手は自陣を整備して、56銀と戻して45歩の仕掛けを目指した。
上手の74歩は73角の狙いで45歩の仕掛けの牽制だ。
上手は65銀の歩取りを無視して、73角から55角と交換を迫る、38角が狙いだ。
そもそもの上手引角の狙いは、64角の飛び出しにあり、下手が64角に対して65銀と追えば55角のぶつけも有った。
本譜は上手が52金と守り、下手は74銀と歩得が主張だ。
下手は66歩から47金と納めに行き、82角と引き上げた。
上手は55歩から54銀、下手は75歩から45歩と主張したが、4筋で直ぐに衝突した。
上手44歩に同歩・同銀・45歩とすれば、上手は決戦を迷う筈だった。
飛落>上手引角・51角
下手が49飛としたのが慎重すぎた。
45で桂と金がぶつかり、上手48歩から26角がぎりぎり入った。
ここでは47飛と浮くところだったが、46飛と間違い、37角成が厳しい。
下手は44歩と攻めあうが、46馬に43歩と出来ない(45馬が王手)。
以下、下手は56金の奇手で受けるが46歩が受けずらかった。
下手はと金攻めが来る前に攻めた、63銀と清算して85角から45銀と縛る、58との前の一瞬を狙った。
65銀が詰めろでなく、58とに対して84玉まで追うが、駒不足だ。
下手が余された形になった。