飛落>上手引角・53金型

飛落>上手引角・53金型

飛落ちで上手が44歩と角道を止めて33桂止めで受けた、。
下手の玉の囲いに対して、上手は12香から31角と引き、64角を狙った。
下手は穏やかに65銀とした、定跡形だ。

上手は62銀から53銀と出る、64銀のぶっつけは成立しにくいが狙いの1つだ。
上手の62金に下手は56銀と引く、64角が無くなれば必要ないし45歩の仕掛けを見せた。
上手は64銀とするが、下手65銀形で64銀・46銀と手番が違う。

64銀に対して45歩の仕掛けは定跡の1つだ。
この時には、上手の52金か62金で異なる。
下手は49飛と、より自陣を整備した、48飛より遠くなり価値がある1手だ。

上手は手待ちの意味もある49飛に対して有効な待つ手がない。
53金は4筋を強くするが微妙な手だった、74歩は将来の55歩にはマイナスだ。

飛落>上手引角・53金型


下手がもう1手待つとどうなるかは難しいが、49飛より価値ある手は難しい。
下手は45歩といよいよ仕掛けた、数では4筋は上手引角ではいつも多い。
62金型では上手は、45同桂・同桂・55歩。同銀・同銀・同角・54銀打が1例だ。

53金型では、55歩から入り同銀・同銀・同角に45桂・同桂・54金・88角・55歩は流れだ。
下手は56歩とこじ開けに行き、45金に同飛と決戦に出た。
上手は55角の局面がチャンスがあるかどうかだ、62金がいないので攻め合いで勝てない。

上手は本譜の64桂でも攻め合い負けのようだ、44銀打と粘る事になりそうだ。
ただし62金が無いので52の空間の狙われて、歩切れでもあり勝ちにくい。