下手の右四間飛車定跡からの6五歩位取りは、ひとつの戦型になりました
上手が準備していない内は単純に効果があります。
それを予想して、上手が対応し始めると風景が変わります。
それからが、戦型としての戦いです。
上手が無理な反発も、放置もしない方針の時もあります。
位はとらせないが、無理に急戦もしない。
ただ、下手のみが1歩を持つので、本当の持久戦にはならない筈です。
それは上手が、持ち応えられるとは思えません。
上手は6筋のみで、戦わないだけで、何かの動きをせかされます。
右四間飛車定跡で、もし下手が1歩持っていたらと考えると、
上手はぞってします。
しかし、上手が6筋の位のみを保つ事は、下手が6筋の歩交換する
事になりそうです。
すると上手は、手待ちは怖いので、何か揺さぶりをかける事に
なります。
それを前提にしないと、24角・45歩・同歩とは何かわからない。
そこまで、無理するなら6筋の位に反発は危険となるかも知れない。
それ程、下手の有力な戦法です。
上手の対策の1例であり、有力とも思えません。
ただ、6五歩の上手の位は、心理的に飛角交換の方が、桂香を角で
取られるより選びそうにも見えます。