飛落>お神酒指し対26角

飛落>お神酒指し対26角

飛落の上手が角交換から、32金・・72金・52玉と中住まいに構えるのがお神酒指しだ。
上手が積極的に攻めの姿勢を示す。
対しての下手は、玉を固める作戦と、1筋と2筋を攻める作戦と、中央を狙う作戦がある。

上手は73銀>64銀として75歩の交換を狙う、歩を持って84銀から85桂として9筋を狙う。
下手は66歩から67金で受けるのが形で、囲いは片矢倉(68金・78玉)が有力だ。
もう一つは本譜の66銀形で75歩交換を拒む、上手が84銀の時は86銀で受ける。

上手は73銀と引く手もあるが、77銀で同じ形に戻る、本譜は様子を見た。
下手の戦略は56銀として銀のぶっつけを狙い、上手が73桂・54歩と拒否すると26角の決戦だった。
上手は85桂と紛れを求めたが、45銀からの攻めには、53銀から62銀とかわして、55角と打ち44歩と受けた。

下手は86歩から45桂・85歩として駒の入手と26角の利きで中央突破を狙った。
上手は馬を頼りに受けて、66桂と使わせて85歩で歩を入手して53歩と受けた。

飛落>お神酒指し対26角


下手は5筋の清算はせず、金銀交換を選び、上手は53銀として銀桂交換で受けた。
下手77桂は分岐点で、46馬を受ける手が有効だった。
46馬に48飛の決戦は玉が弱く難しい、37金から46歩の受けは苦しい。

本譜は48飛・36馬が好位置で下手が難しい。
44角は47歩があり、44飛とするが同銀に同角は49飛があった。
62成銀から44角とするが53銀と受けて、下手玉は49飛・59銀・58馬の詰み筋が残った。

本譜は王手で65桂と飛び、47歩だが大差となった。