飛落>上手32金・下手66歩
飛落ちで上手が金開きから角交換するのがお神酒指しだ。
上手が勝てる様には見えないが、下手には他の戦形との差が大きい。
研究と経験と生かすには、お神酒指しを避けるのも戦略だ。
上手が拘るならば、34歩・76歩・88角成だが手損だ。
その上に下手が筋違い角で34歩を取る指し方もある。
3手目32金は普通だが、そこで下手は66歩と角交換を避ける。
上手は32金が形を決めすぎで、角道が明いている事がそれほど得でない。
下手は色々な指し方があるが、32金が偏り過ぎと見るならば、居飛車は得でない。
下手は6−7筋位取りか、振飛車が狙いにある。
本譜は三間飛車に組み、上手は2−4筋位取りに進む。
上手は32金の活用を考えると戦形は広くない。
飛落>上手32金・下手66歩
下手が上手に位取りを許した事は、微妙だ。
上手から直ぐに手段はないが、下手が攻めた時には反動が大きい。
4筋は位を保ちたかった、あるいは2筋か・・・・。
上手はバランスが取れた様だが、直ぐに手が詰まる。
下手は6−9筋は自由に駒組が可能だが、駒落ち感覚がなかった。
駒落ちでは、大駒は自陣の奥に構えて、歩を突いて行き銀が出動する。
最終的には、飛角銀桂香歩を使ったぶつかりを理想とする。
駒の少ない上手は全面戦争を避ける筈だ、本局は大駒が敵に近すぎた。
銀が遅れた、歩が突いていない場所があり端も含めて戦力を残してしまった。
結果的に仕掛けたが、局地戦に限られ抑えこまれた。
3−4筋は受け間違いだが、ただ形が歪み強い戦いが出来にくい形にはなった。
それはやはり作戦に問題があった。