飛落>上手引角+62金
飛落ちで、下手が腰掛銀から右四間飛車に組む定跡形だ。
上手が31角と引角にするのは64角が狙いだ、下手の定跡は65銀だ。
53銀として64角が無くなると、56銀と戻る。
上手が31角の狙いは、64銀から55歩突きだ。
その為に42角と12香が必要となる、下手は全ての攻撃準備が必要だ、仕掛けると戻れない。
形からは上手は52金が普通だが、下手・45歩の仕掛けを読むと44歩で43銀が死ぬ。
上手62金型は、4筋が薄いようだが、44歩に52銀とする狙いだ。
それで受けきれる訳でないが、下手が飛角を切るタイミングが変わる。
陣形が飽和した時に下手が仕掛ける、互いに手待ちは難しいが、そもそも予定だ。
45歩から、上手55歩からの銀交換から54銀打の飛角両取りは予定だ。
ただし片方しか取れないので、44歩が利く、下手は大駒が逃げないで攻める事が出来る。
飛落>上手引角+62金
上手は54銀はいつか45銀と飛を取るしかない。
65桂は取らないが、45銀とした時が甘いのが困る。
下手の攻めは強引だが、44角から52とで繋がる。
上手は、76銀とした時がぎりぎり、攻め切れない。
下手は読み切れていないと、75桂の時は怖いが66玉から逃げ出せる。
責め斬れない上手は逃げるが逆転の筋はない。
上手・引角は仕掛け前に、上手が変化出来るか。
45銀とするタイミングで何かあるかだが、55に下手角が出た形が変化を減らす。
本局を勝てる下手には、上手は選びにくい変化だ。