飛落ちの下手・居飛車引角は有力です。
上手が、一旦は３三角と上がり、７九角に２二角として歩のみの交換に
するのも良く有ります。
ただ、上手・４三金型は作戦で４三銀型が多いです。
上手が角交換を避けるには、王手を避ける必要があり、玉を逃げるか
４二銀型で受けます。
下手は普通に組むのも有力ですが、上手の金が偏ったよ見たか、右玉
から、飛の転回を狙います。
上手は金が離れているので、玉で受けるのが普通ですが、思い切って
玉の左辺移動の焦土作戦です。
下手が、じっくり指せば良くなる筈ですが・・・。
上手が実質、右辺を放棄したので、下手は少ない戦力で破り、他の
戦いを無難に収めれば有利になれます。
上手は玉の移動から、角道を通して、駒の入手を待つ反撃狙いです。
下手の攻めは、と金を作る妥当なものでしたが、上手の捌きに相手を
し過ぎ８筋の破りが遅れました。
結果的に、６八角と撃たれた時点は難局です。
下手の右玉は囲いとしては弱く、柔軟に受ける必要があるが指し
なれていないのか、受け損ないました。
内容的には、飛香落ちに似た展開になりました。
速度争いと、上手の攻めを受けきるという課題が残る事になった。
上手は、４三金型を早くに決めたのがどうかという事です。
下手・右玉自体は、恐れる事はないが、７−８筋の下手攻撃は
注意が必要です。