飛落>居飛車引角+33・22角

飛落>居飛車引角+33・22角

飛落>下手の居飛車引角戦法は有力です。
角交換が出来れば、2筋の歩の交換が同時に出来る上に、上手は角の打ち込み
に備える必要があります。

下手は、矢倉等に組む守備陣形があります。
攻撃的には、上手の陣形によりますが、
3七桂から4筋攻撃。
2筋棒銀。
1筋端攻め。
等があります。

実際は、上手は下手の駒組完了を待たずに動きますので、それの対応に
なります。

上手の対応は、1:3三角から角交換、2:3三角と受けない、3:3三角
と受けて下手の7九角に2二角と引く、4:3三銀型等。

飛香落では、2筋歩交換に対して2四角に1一角と引く手段もあります。
飛落ではその指し方は、2二角になる事もあり見かけないです。

下手が2筋の歩交換をする指し方になれば、成果があがっていますので、
それからの陣形整備が重要です。

飛落>居飛車引角+33・22角


下手は、2筋での歩交換に成功しますが、上手は角交換は避けました。

下手は、次は玉を囲ってそれから、攻撃を目指せば作戦勝ちを期待できます。

ただし、双方を一度に狙いどちらも中途半端になると、上手に狙われます。
上手は、早く駒組の頂点になり、手待ちか動くかの選択になります。

その時に下手の陣形が、中途半端であると、ほぼ動いてくるでしょう。

本局は、その上手の動くに正面から対応しました。
ただ、守備が弱く桂頭に傷があり、あまり好ましい戦いではなかったです。

実戦は泥試合になりましたが、下手の優位が維持されているとは言えず
混戦から、逆転しました。