飛落>下手7筋位取り

飛落>下手7筋位取り

飛落ちで下手が6筋の位を取る作戦は有効だ。
だから上手は反発する、早い争点は下手は好まないかも知れない。
下手の7筋位取りは穏やかだ。

上手は、直ぐには困らないが組み合うと次第に、圧力を受ける。
下手は7筋の位は上手が拒否すると争点になる。
下手は7筋の位をとってから、玉の囲いを行うのが良い。

上手は7筋を争点にすると、下手は飛車を振る。
位を取らせると、下手は居飛車模様で次第に盛り上がる。
6筋の位は取らせないが、1歩交換は大きい。

上手は、下手よりも早くに駒組が終わる。
そのあとでどうするかは難しい。

飛落>下手7筋位取り


7筋位取りの後の、上手と下手の作戦で戦型は大きく変わる。
従って、7筋位取りだけでは戦型は不明だ。
本局は、「上手玉の3−4筋へ移動+33桂から25桂仕掛け」だ。

「下手は、上手が開け放した7−9筋を狙う、特に飛を展開する作戦」だ。
上手は、8−9筋を突破される間に、下手の2−4筋を狙う。
どちらが早いか?。

本局は双方が破り合い、持将棋になった。
厳密には、平手感覚では上手の入玉は難しいと思えるが、手合いの差を考慮して持将棋となった。

正面衝突がなく、互いに異なる場所を攻める展開も速度争いとなるとかなり、綾が出来る。