飛落>下手45歩早仕掛け

飛落>下手45歩早仕掛け

飛落ちで下手が右四間定跡風の出だしで45歩早仕掛けを行う。
上手は定跡手順で外す事は希だ。
以下角交換から22同金の局面まで必然だ。

本譜の31角は旧定跡で以下、下手の馬での盛り上がりは、位取り的な指し方だ。
上手は45歩の位と、歩得を生かす順を探す。
角交換型の位取り戦型だ。

現在は31角で45銀とするのが多く、44歩・56銀となる。
そこで33桂・31角以下下手が馬を作り、上手の持角と力戦になる。
上手が33桂で32金とすれば、26歩と突いて2筋の歩交換が避けられない。

33桂は24歩で歩交換を避ける手だが馬は作られる。
2筋の歩交換が出来れば、将来的に1−2筋は受からなくなる形だ。

飛落>下手45歩早仕掛け


本譜は持久戦の指し方で、上手は下手の盛り上がりの前に45歩と歩得を生かし動く。
36歩は同歩なら46角の狙い、27歩は39か28角の狙いだ。
部分的には受からない形なので、下手も駒の入手を見て攻め合いに出る。

上手は玉を危険地帯から、移動しながら受ける。
下手は、挟撃を作り攻撃する。
下手63馬の形は、43馬を見た受けずい形だが、詰めろでない。

上手76銀が詰めろで、受けが難しい。
以下即詰みとなった。

4筋で歩損しない作戦は、力戦でもより上手が動き難い形だが、色々変化は多い。