科捜研の女

「科捜研の女」について

京都府警と、その科学捜査研究所が舞台で、科学技術を駆使して犯罪
を解明する科捜研とそこの法医研究員・榊マリコを描くドラマの
シリーズです。
題名は時々、変更されています。

1999-2000-2001-2002>「科捜研の女」
2004-2005-2006>「新・科捜研の女」
2009-2010-2011->「科捜研の女」

10年以上のシリーズのために、主人公と母以外は、登場人物が
度々、変わっています。

内容も微妙に変更されていますが、近年は「科捜研」のチーム
ワークを描く事が中心になっています。

科学捜査は、近年の刑事・警察ドラマの定番ですが、その先駆け的な
シリーズです。
ただし、しばらくは試行錯誤で作られているようです。

原作はなく、原案として「科学捜査事件ファイル 証拠は語る」
が上げられていますが、むしろ科学捜査の監修の元に、オリジナル
台本で作成と考えるべきでしょう。

台本について

題名:「科捜研の女:第3シリーズ Flile.2
      京都陶芸業界、砕け散る殺意!」
    : 2001年

原案:「科学捜査事件ファイル 証拠は語る」
      須藤武雄 と科学捜査研究会

放映・2001年

脚本:戸田山雅史
演出:橋本一

キャスト
榊マリコ・京都府警科学捜査研究所・法医研究員:沢口靖子
宮前守・同・所長兼化学担当:山崎一
小向光子・同・事務員兼会計係:深浦加奈子
鶴田幸太郎・同・物理研究員:遠山俊也
白鳥望湖・同・文書研究員:長江英和
木場俊介・京都府警捜査課・警部:小林稔侍
上原純二・同・刑事:葛山信吾
黒井千佳・同・婦警:小林千晴
武藤要・元科捜研・人気作家:内藤剛志
榊いずみ・マリコの母:星由里子
円城寺光齋・陶芸界のプリンス:井田州彦
安西和枝・円城寺の秘書:竹本聡子
高槻幽齋・円城寺の兄弟子:谷口高史
友寄江津子・陶芸教室講師:鈴川法子

ドラマ「科捜研の女」について

「科捜研の女:第3シリーズ Flile.2
      京都陶芸業界、砕け散る殺意!」
は、しばしば舞台になる陶芸・美術関係のドラマです。
京都という場所と、成分分析・時代分析や破壊された物の
復元などや、盗作等の動機などドラマ化しやすいものが
多いからと思います。

科学捜査を全面に出すというアイデアで始まった筈ですが、
現実の科学捜査技術の進歩のせいか、あるいはあまり科学
捜査ばかりを全面に出すことにためらいがあったのか、初期は
科学機器を駆使した捜査場面は多くないです。

いかにも、刑事捜査の科学版的な力ずくや、根気勝負的な内容
が目立ちます。

また科捜研のメンバーや周囲も、科学捜査に理解と自信がなさ
そうな内容が多いです。
これが、シリーズを繰り返す内に、しだいに科学機器捜査・
DNA鑑定やポータブル検査機器と通信技術の駆使に変わって
ゆきます。
科学捜査自体が、中心となったドラマが通用する時代にかわった
とも言えるのでしょう。

科学捜査として、もうひとつの「プロファイラー」がありますが
これを使うドラマの方が多いです。

このシリーズでも時々は登場しますが、主人公が法医学担当と
言うことで主流にはなっていません。

原作がある場合はそれも考慮します

色々な呼び方があり、少しずつ意味は異なります

ここではやや影の部分といえるシナリオを読みます