女猫雀士闘牌伝説・雀奴

「女猫雀士闘牌伝説・雀奴」について

原作ではなく原案から作られているのは、主人公が実際に女流麻雀
大会で若くして優勝したことを元に、それを主人公にしたビデオシ
ネマを製作する事が目的だからでしょう。

とは言っても、2003年作品で、優勝したのは2001年度「初代女流
最高位」です。

従って、役名と芸名が同じ人物が複数登場します。
売りは「麻雀真剣勝負」ですが、勿論大会優勝の映像以外は、作られた
ストーリーである事は言うまでもありません。

Vシネマでは、麻雀テーマ作品は今も多く作られています。
競技の性格が運といかさまにも左右される事があり、それも含めた勝負
として演出する事が可能です。

もう一つは、4人競技で、2対2の攻防としても描ける事でしょう。
団体競技は個人の個性が薄れます。
個人競技は力量を除く事が意外と難しいです。
そして、主人公を女性にする事が可能で、かつ男女混合戦になる事も
あります。

映像向きのテーマと言えます。

台本について

私が保有している台本は、DVシネマ台本・決定稿です。

スタッフ・キャストの殆どが記入されていますが、印刷以外の書き込み
はありません。

題名「女猫雀士闘牌伝説・雀奴」
原案「中山康雄」
脚本「五藤利弘」
麻雀闘牌指導:天生龍志
監督:内藤忠司

主なキャスト
渡瀬洋香:渡瀬洋香
日沼キリコ:高橋めぐみ
郷田俊夫:勝光徳
坂上隆一:魁健朗
武村重蔵:港雄一
町田貴男:草川祐馬
笹島猛:藤木義勝
谷沢真一:滝沢知典
響:響恭子
不審な男:天生龍志
倉田真由美:倉田真由美
高木次郎:螢雪次郎
笹島徹:雁龍太郎

「ビデオ:女猫雀士闘牌伝説・雀奴」について

主人公がプロ雀士で、Vシネマ初主演とあっては、ドラマとしては
ひたすら麻雀の場面が中心かそれ以上と言えます。

やくざとそのお抱え麻雀士に、雀荘を騙しとられそうな危機を、
主人公が麻雀の勝負で勝って助けるというストーリーです。

ストーリーの意外性ではなく、あくまでも麻雀場面での逆転への
進行の意外性が作品の命でしょう。

意外と手つきは、普通というかプロという特徴はありませんが
若い女性麻雀士という設定が、プロ優勝者という肩書きで
無理に大げさにしていないでも、よいのでしょう。

実際の姿・名前で登場する主人公というのは、Vシネマでは狙い所
のひとつでしょう。
特に主人公にぴったりの人物であれば。

麻雀作品には、しばしば伝説の麻雀士が登場します。
その実状は知る事はありませんが、ストーリーを作る上で原案と
して作りやすいし、キャッチフレーズになる事は有利です。

麻雀シネマはまだまだ作られるように思います。

原作がある場合はそれも考慮します

色々な呼び方があり、少しずつ意味は異なります

ここではやや影の部分といえるシナリオを読みます