弁護士・朝日岳之助

「弁護士・朝日岳之助」について

「弁護士・朝日岳之助」 シリーズは、原作は姉小路祐で、
1989年に第1作が放送されて以降、2005年ころまでに20作以上が
放送されました。
主演は小林桂樹で、長いシリーズなので、周辺のキャラクターは
随時変わっています。

姉小路祐は、ミステリ作家で1989年「弁護士・朝日岳之助」
シリーズの第1作目でもある「真実の合奏」で
第10回横溝正史ミステリ大賞佳作を受賞しました。

1991年には、「動く不動産」で第11回横溝正史ミステリ大賞
を受賞しました。

「朝日岳之助弁護士」シリーズ、「刑事長」シリーズなどが
あり2時間ドラマの多くの原作者でもあります。

「朝日岳之助弁護士」シリーズは、執筆数ではあまり多くなく
テレビドラマは、キャラクターを使用した、オリジナル脚本が
多いと思われます。

台本について

題名:「弁護士・朝日岳之助(19)「殺意の連鎖」」
    :決定稿(仮題) 2003年

放映・サスペンスドラマのタイトル
     「死亡時刻の罠」

脚本:峯尾基三
演出:田中登

キャスト
朝日岳之助・弁護士で法律事務所所長:小林桂樹
栗原朋子・朝日法律事務所事務員:柴田理恵
朝日周平・岳之助の息子で朝日法律事務所調査員:林泰文
兵藤圭之郎・朝日法律事務所弁護士:榎木孝明
谷口宏美:持田真樹
江森孝史・被告で谷口宏美の婚約者・大浦龍宇一
江森加奈子・孝史の母で弁護依頼者:丘みつ子
谷口昌也・宏美の叔父:新藤栄作
谷口麻子・宏美の母:銀粉蝶
江森啓介・故人で孝史の継父:石山雄大

ドラマ「弁護士・朝日岳之助」について

ドラマ「弁護士・朝日岳之助」シリーズは、原作者の作風の
取材による、司法や官僚の世界を描いた社会派ミステリ傾向
の物で、法廷シーンも多く登場します。

朝日周平は、原作では甥です。

対立した検事や弁護士が、朝日法律事務所の弁護士になると
いうテレビドラマ的な展開がいくつかあります。

司法の世界ほど、法律で厳密に制約されている筈ですが、それ
をドラマや小説に描くと、どうしてかそれを破る行為をやや
正当化しがちな傾向があるのは、不思議で安易に見えます。
問題提起の確信犯的手法か、安易なミステリ展開の都合かは
なかなか判断しにくいが、どちらが正しいか判らない裁判の
世界で一方から描き正しいとするシリーズは、この問題は
絶えず付いてまわります。

いかにもフィクション的な内容と見るのが、普通でしょう。
日常の自分が正しい的な発想で、法を見る事があると、法廷
ドラマは問題があると言えます。

原作がある場合はそれも考慮します

色々な呼び方があり、少しずつ意味は異なります

ここではやや影の部分といえるシナリオを読みます