飛香落＞右四間・３三角
飛香落の下手が、３六歩とつき桂を跳ねず、上手の攻撃に合わせて 端を破ります。 部分的には、定跡形ですが全く異なる展開です。 上手が、下手の時間差攻撃を遅いと判断して、焦土戦法で一気に 捌きにでましたが、攻め合いは下手がやや早くて、受けに追われます。 結果的には、下手が上手の動きを利用して、攻めあい勝ちの形です。 駒落ち・飛香落ちでは珍しい形ですが、上手の玉は弱いので十分に 下手は間に合いました。
飛香落＞右四間・３三角
下手・右四間飛車ですが、３六歩を突いたり桂を使わなかったり 端を下手から攻撃しなかったりで、実際は力戦になっています。 上手は、下手の攻めが遅いと見て、強引に角交換からの攻撃に 出ました。 それを見てから、下手が端を攻めて、上手が焦土戦法にでるという 形です。 上手は、手合いから攻め合いで何とかなると見た様ですが、実際は 玉の弱さで、下手の端からの攻めが間に合いました。 上手は、受けに押し込まれてしまい、作戦しっぱいでした。 やはり、飛香落ちで上手から攻めて勝つのは難しい様です。 実際は、７七角成を桂で取って頓死で終わりました。